「Taman Nasional Bali Barat (バリ西部国立公園)」があります。
77,000ヘクタールという広大なエリアは自然保護地区となっていて
様々な植生(熱帯雨林、マングローブ林)とサンゴ礁の美しい海、
種類豊富な野鳥、野生生物の住む場所となっています。
西部国立公園(ザ・ムンジャンガン提供写真)
そんなバリ西部国立公園の中にはホテルがいくつかあるのですが、
そのうちの一つ、「ザ・ムンジャンガン」に宿泊してきました。
ヌサドゥアにある「ザ・バレ」やスミニャックの「アイズ・スミニャック」などと
同じ、ライフスタイル・リトリーツが手掛けるホテルです。
ザ・ムンジャンガンのビーチヴィラとスンティギビーチ(ザ・ムンジャンガン提供写真)
デンパサール空港のあるバリ島の南部エリアからは、
クタ、スミニャックの喧騒を通り抜け、タバナンの美しい棚田を横目に、
前を行く大型トラックの後ろをのろのろとついてゆく山道を過ぎ、
巨大竹のガムラン、ジェゴグが有名なヌガラを通って、およそ4時間の道のりです。
はるばるやってきた、ザ・ムンジャンガンを3編に分けてご紹介したいと思います。
(お食事編・アクティビティ編は後日完成)
ザ・ムンジャンガン 施設編
1. ザ・ムンジャンガンの全体像
ザ・ムンジャンガンはムンジャンガン島にあると思う方もいるかもしれませんが、
そうではなく、ムンジャンガン島の対岸にあり、ムンジャンガン島がよく見える位置にあります。
リゾートの敷地面積は382ヘクタールで、その中にわずか24室の客室となっています。
普通のリゾートホテルのようにリゾートのエリアが壁で仕切られているということはなく、
熱帯雨林の中に、メインとなるバリタワー、客室のあるモンスーンロッジ、
そしてビーチエリアにヴィラ、レストラン、スパがあるといった感じで
広大な敷地の中にいくつかの施設が点在しています。
野生生物の住む熱帯のジャングルの中に、人間が泊まりに来ているといった感じです。
各施設間は、2階建てのリゾートカー(ダブル・デッカー)での移動になりますが、
移動の最中に車から野生のシカや、鶏、猿などが見られることもあります。
ザ・ムンジャンガンは国立公園内にあり、道がアスファルトで舗装されていないため、
リゾートカーはガタガタと揺れるのでしっかりつかまっていないといけないのですが
それがまたアドベンチャー感を出してくれます。
左右に目を凝らしていると、小鹿がいました!
ロビーからは5分ほどで、客室のあるモンスーンロッジ前に到着です。
2. ザ・ムンジャンガンのランドマーク、バリタワー
5階建のバリタワーがザ・ムンジャンガンのランドマークです。
木やアランアランなど自然の材料を利用して熱帯雨林の中に溶け込むように配慮されています。
1階部分がロビー、2階部分がレストラン、3階部分にビリヤードが置いてあり、
4階、5階は展望スペースとなっています。
熱帯のジャングルの中にあるバリタワー(ザ・ムンジャンガン提供写真)
チェックインの際は、こちらでウェルカムドリンクとカナッペのサービスがあります。
チェックインの際にはスタッフの方が丁寧にリゾート内の案内をしてくれます。
4階の展望テラスから、バリタワーのてっぺんが見られます
4階から5階に行く際の階段はらせん状になっていて、狭くて少し上りにくいです。
5階部分は豊かな熱帯雨林が生い茂る西部国立公園を360度、見渡すことができます。
海の向こうに見えるのはジャワ島の山々です。
そしてバリタワーからは、夕刻にはサンセットが、早朝にはサンライズを見ることが
できるのです。
私たちが宿泊したのは雨季の真っ盛りでほぼ毎日午後になると雨が降り、
なかなかサンセットを見ることは難しい時期でした。
サンセットの後
朝日が昇る前
神々しく上がる朝日
雨季でも朝はすっきりと晴れていることが多かったです。
刻々と変化する景色を眺めているとまったく飽きることがなく、いつまでも
座って眺めていたい感じです。
3. モンスーンロッジ
客室はプールを取り囲むようにしてあるモンスーンロッジが14室、
同じエリアにモンスーンスイートが2室、
ビーチフロントにビーチヴィラが7棟、
プライベートプール付きの3ベッドルームのムンジャンガン・レジデンスが1棟
となっています。
モンスーンロッジのロビー。
ホテルのスタッフがいる時はリゾートカーを呼んでくれたり、アクティビティの
予約の手伝いをしてくれたりします。
プールの周りに客室があるモンスーンロッジ
モンスーンロッジの客室は50㎡とゆったりとした広さ。
フローリングの床が温かく裸足で歩いても気持ちがよいです。
ベッドには天蓋がついています。
デイベッドもあります。
デイベッドは幅があるので、エキストラベッドとしても使います。
4. ビーチヴィラ
スンティギビーチにはビーチヴィラが7棟あります。
各ヴィラは壁などで仕切られておらず、ビーチが目の前です。
ビーチから見たヴィラ(ザ・ムンジャンガン提供写真)
ヴィラのお部屋からの眺め
ベッドルームから海が眺められる(ザ・ムンジャンガン提供写真)
5. スパとレストラン
ザ・ムンジャンガンには、緑に囲まれたバリタワーにある「バリタワー・ビストロ」と
ビーチフロントの「パンタイ・レストラン」があります。
バリタワーの2階にあるバリタワー・ビストロの入口。
朝は緑がきれいで空気が気持ちよいです。
ビーチの浅瀬にデッキを作りそこにテーブルがあるパンタイ・レストラン。
マングローブが生い茂っています。
(ザ・ムンジャンガン提供写真)
パンタイ・レストランから続くウッドデッキを右手方向に行くと、マングローブ・スパが
あります。
海の上に建てられたマングローブ・スパからの眺めは絶景で、
静かな波の音が聞こえ、潮風が吹き、マングローブの葉が揺れます。
五感が癒されるスパです。
以上、ザ・ムンジャンガンの広大な敷地の中にある施設のご紹介でした。
施設間は、リゾート間で移動するのですが、バリタワーから、モンスーンロッジは5分ほど、
ビーチエリアまでは15分近くかかります。
それでは続いて、ザ・ムンジャンガンでのお食事の様子をご紹介します!
(お食事編・アクティビティ編は後日完成)
→ ザ・ムンジャンガン お食事編
→ ザ・ムンジャンガン アクティビティ編とまとめ
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→バリ島西部の自然派リゾート、ザ・ムンジャンガンに宿泊!【The Menjangan】-施設編-のご感想はこちら